SSブログ

サーペンティナイト(蛇紋岩)<岩石> [鉱物_岩石]

120801ja1.jpg
120801ja2.jpg

サーペンティナイト serpentinite(蛇紋岩)
[ 岩石 ] 成分:主に蛇紋石鉱物からなる

変成岩の一種で、アンチゴライト antigorite(板温石)、クリソタイル chrysotile(白石綿)、リザルダイト/リザーダイト lizardite(リザード石)などの蛇紋石鉱物を主成分とし、普通は含まれるオリビン(橄欖石)の影響で緑色や黄緑色、黄色をしていることが多い。
その他、クロマイト(クロム鉄鉱)、含クロムスピネル、マグネタイト(磁鉄鉱)、ブルース石(水滑石)などを含み、黒色に近いものも多く見られる。

マントルの上部で形成された橄欖石を豊富に含む橄欖岩が、地殻変動や浸食作用などによって地表に上昇してきた時に、多量の水分などと反応して出来る。形成の過程で水を含み膨張して体積が増しているため、表面がタマネギのように剥がれる事が多い。表面がもろいため風化の影響を受けて崩れやすい。

蛇紋岩は加工がしやすく、磨くと光沢が出るので、質の良いものは彫刻などに加工される。特に中国で産出する宝石質の蛇紋岩は「岫玉(しゅうぎょく)」とも呼ばれている。

名称は蛇紋石と同じく、橄欖石の変質によって表面に蛇皮に似た縞模様が出来やすく、このことからラテン語で「蛇」を意味する serpentin に由来する。


地球の鉱物コレクションNo.120から。
2008年の発売から早4年、とうとう完結しましたね……!!
長かったようであっという間にも感じる4年でした。お付き合い下さった皆様方に感謝!ありがとうございました〜\(T T)/
今後も新しいコレクションの紹介は続けて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。(あと、過去記事の写真撮り直しもやりたいです!)


#フレスコ様(メールフォームから頂いたメッセージです)
> 完結間近ですが、地球の鉱物コレクションのうち、ruyaさんにとってのBEST10は何ですか?

BEST10は?と聞かれ、過去の標本を見直してみたのですが、決めるの難しいですね!?(苦笑)
うーん、色や形で言ったらセレスタイトやクリソコラ、エメラルド、パイライト辺りが真っ先に浮かぶのですが、文象花崗岩や菊花状流紋岩の模様や、複屈折の見られるアイスランドスパーなども捨てがたく……むぅ。

でも折角メッセージを頂いたので何とか10個選んでみようと思います。写真と好きポイントをまとめて、次回発表させて頂きますね〜!(^^)/

錦石と瑪瑙 [鉱物_酸化鉱物]

120718menou2.jpg
120718menou3.jpg
120718menou5.jpg

120718menou1.jpg
(こちらの画像はクリックで拡大します)


青森県産の錦石(1〜3枚目)と瑪瑙(4枚目)です。「青弘苑」さんで購入。

錦石は以前紹介したものとは模様の系統が違いますが、これも面白い柄です。キリンっぽい?(笑)>2枚目のものを濡らすと1枚目のような模様が浮かび上がります♪

4枚目の石は、手前の紺色〜白の部分が瑪瑙になります。実はこれ、見た瞬間にある事が閃いて購入したものだったりします……

kuma1.jpg
kuma2.jpg

我が家の「食われ熊」の台座にぴったり……!!

や、手前の瑪瑙の部分を川に見立てて、水辺で鮭に襲われている感が出るかなと。←
実際置いてみたところ、なかなかそれっぽくてかなり満足です!(笑)


青弘苑さんも必ずお邪魔させて頂くお店です。
地元が一緒なので毎回青森の話になるのですが、津軽弁&南部弁で会話をするので、通りすがりの方が良く振り返っておられます(苦笑)。(自分は普段は標準語ですが、地元の言葉が耳に入ると自然に方言スイッチが入るようです(笑))

seikouen.jpg
青弘苑の佐藤さん。
今年はお土産にと、地元のおつまみを頂いてしまいました。す、すみません[あせあせ(飛び散る汗)]
とても美味しかったですーッ!(*>▽<*)


▼ 錦石と瑪瑙の詳しい説明を読む(追記)


流紋岩・球顆状<岩石> [鉱物_岩石]

120718rhy1.jpg
120718rhy2.jpg
120718rhy3.jpg

鉱物コレクションNo.119から。
以前は菊花模様が綺麗な流紋岩を紹介しましたが、今回は球顆状の流紋岩になります。
※ 球顆状とは、針状あるいは繊維状の鉱物が放射状に集合した球状、または半球状の球顆が、石基の中に散在するものを指します

冊子の表紙では黒豆のはいったおかきみたいな(←)流紋岩の写真が載っていましたが、それはちょっと私好みではなかったので、こちらのピンクっぽい流紋岩をゲットしました(^^;)。

いよいよ次号で鉱物コレクションの方も終了、感慨深いです!
と書こうと思ったら、とてもナイスなタイミングで同じ内容のメルフォメッセージを頂きました(笑)。(フレスコ様、いつもありがとうございますm(_ _)m)
隔週のワクワク感が無くなると思うと、ちょっと寂しいですね……


▼ 流紋岩の詳しい説明を読む(追記)


ミネラルザワールド in 横浜 [イベント、旅行]

7月20日(金)〜7月22日(日)に、横浜の産業貿易センタービル1Fにて、ミネラルザワールド in 横浜 [2012・夏] が開催されます。
各日先着100名様にプレゼントの進呈もあるようです。

世界の宝石、鉱物、化石、隕石、アクセサリーの展示販売のほか、以下のイベントも行われるとの事。
・宝石クイズと標本作り & FGA宝石学体験
・天然石のワイヤーラッピング制作
・宝石研磨体験

公式サイト

入場無料のイベントですので、興味のある方はぜひ!!(入場は無料ですが、各イベントには参加費がかかります)


「遊びにいらっしゃいませんか〜?」とわざわざお葉書を頂いたので、折角なので宣伝してみる(^^;)。でも、自分はもう他の予定が入ってしまっているので行けないのですが orz
宝石研磨体験はやってみたかったです……!(つДT)

片麻岩<岩石> [鉱物_岩石]

120711gnnneiss1.jpg
120711gnnneiss2.jpg

片麻岩 gneiss
[ 変成岩 ] 成分:長石、黒雲母、石英他

広域変成岩の一種で、濃色の部分と薄色の部分が層状に重なった片麻状組織を持つ岩石の総称。
長石を20%以上含有するほか、黒雲母と石英が必須鉱物で、形成された時の条件によってアパタイト(燐灰石)、ガーネット(柘榴石)、ホルンブレンド(普通角閃石)、ダイオプサイド(透輝石)、シリマナイト(珪線石)、スタウロライト(十字石)などが含まれる。

片麻岩のなかに長石や石英などの斑状変晶を含むものがある。斑状変晶とは、変成作用を受けた際に他と比べて特に大きく成長した結晶のことで、まるで片麻岩中に眼球が散らばっているように見えることから「眼球片麻岩」と呼ばれるている。


鉱物コレクションNo.118から。
ちょっと片麻状組織が見え辛いかなぁと。
1枚目の写真は縦に、2枚目の写真は横に層状になっているのですが、分かりますでしょうか?

オレンジリバークォーツ(オレンジリバー水晶) [鉱物_酸化鉱物]

120627orq1.jpg
120627orq4.jpg
120627orq5.jpg

オレンジリバー産の水晶です。Paul Botha Minerals さんで購入。
(1枚目の写真はクリックで拡大します)

オレンジリバーとは南アフリカとナミビアを2000km以上流れる川で、その流域で採れる水晶がオレンジリバークォーツと呼ばれています。
今回、オレンジリバーの赤水晶を探したのですが、なかなか気に入るものが見付からず……この水晶のみのゲットになりました。でも、マットな赤茶の部分と、透明な赤みがかった茶色の部分のコントラストが、なかなか気に入っています♪♪

こちらのお店は毎回お邪魔させて頂くのですが、今回、店主さんが何故かずっとこちらをチラチラ見ておられて「おお、ついに顔を覚えてもらった!?」とドキドキしながら話しかけたら、笑顔で一眼レフを取り出されて「Photo OK!!??」と……
またしてもゴスロリか、ゴスロリなのか・・・!!!

うん、「私の写真を撮るのは構わん、が、ユーも撮らせろ(意訳)」と、お互いにパシャパシャやってました(苦笑)。何か今回は、おじさま方の反応が可笑しいというか、可愛いかったです(笑)。

Paul_Botha.jpg
これはもう、毎回ロリで行けと……?(邪魔にならない程度でね^^;)


▼ 水晶の詳しい説明を読む(追記)


テクタイト<岩石> [鉱物_岩石]

120620tek3.jpg
120620tek1.jpg
120620tek2.jpg

テクタイト tektite
天然ガラス ] 成分:SiO2(+Al2O3) モース硬度:5〜6

かつては隕石だと思われていたテクタイトだが、隕石衝突の際に地球上の砂や石などの物質が蒸発気化して空中に飛び散り、急激に冷やされて出来た天然ガラスである。
現在見付かっている隕石の多くが少量の鉄やニッケルの合金で出来ているのに対して、テクタイトは珪酸が主成分であることから、地球由来の物質と判断されるに至った。

形状は球状や円状、楕円状、しずく状、紡錘状、ボタン状などで、産地によってそれぞれ色や形に特徴があり、呼ばれ方も異なる。
オーストラライト……オーストラリア南部で見られる黒色ボタン状のもの
海南島テクタイト……中国の海南島で見られる黒褐色の塊
リビアン・ガラス……エジプトの砂漠にある薄い黄色のもの
モルダバイト(moldavite)……チェコ産の緑色半透明のもの
マジーシアナイト……マレーシア産のもの
フィリピナイト……フィリピン産のもの
ジャワナイト……インドネシア産のもの
ベディアサイト……アメリカ産のもの

1900年にチェコで発見されたものが最初で、名称はギリシャ語で「溶けた」を意味する tektos を語源としている。


鉱物コレクションNo.117から。
1枚目の写真が隕石っぽくて好きです♪ メテオで降って来そうですよね!>ゲーム脳;
3枚目の写真が、人の顔のように見えてちょっとホラー(苦笑)。
この表面の凹凸は、中に含まれていた成分が気化して出来たと考えられています。なかなか面白い形の子がゲットレ出来たので満足です〜(*^^*)。

共生しているバナディナイトとバライト [鉱物_その他]

120613va_ba1.jpg
120613va_ba2.jpg
120613va_ba3.jpg

Mibladen, Morocco 産の、共生しているバナディナイト(褐鉛鉱、バナジン鉛鉱)とバライト(重晶石)です。
Emme K2さんで購入。

サンドローズ(砂漠のバラ)のような白い板状結晶のバライトに、赤褐色のバナディナイトがとても良いアクセントになっていると思います。
実物はとてもキラキラしているんですよ〜(*^^*)。


emme_k2.jpg
Emme K2のジュゼッペさん(右)。(左の日本の方のお名前を聞きそびれました…orz)
ロリータ服にとても食い付いておられた陽気なイタリア人。「お話ししたい!」とナンパwされて、30分くらいゴスロリの話しかしていなかった気がします(^^;)。
次回は石の話しようよシニョール!(笑)

一応念の為:ロリ服と言ってもシンプルなカットソーとスカートで、会場ではパニエやペチコートも外してました。>展示物にひっかけたりしたら洒落にならないので……;


▼ バナディナイトとバライトの詳しい説明を読む(追記)


 
 
 
 
 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。