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パイロモルファイト(緑鉛鉱) [鉱物_リン酸塩鉱物]

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パイロモルファイト pyromorphite(緑鉛鉱)
[リン酸塩鉱物] 成分:Pb5(VO4)3Cl モース硬度:3.5〜4

アパタイト apatite(燐灰石)グループの一つで、ガレナ galena(方鉛鉱)などの分解によって出来る二次鉱物。その成分中にAsO4なども加わって、これがPO4よりも多いとミメタイト mimetite(ミメット鉱、黄鉛鉱)となる。

鉛鉱床の上部の酸化帯に、リモナイト limonite(褐鉄鉱)やバーライト barite(重晶石)、セルサイト cerussite(白鉛鉱)などを伴って産出する。六方晶系の三角錐形半面晶族に属した柱状結晶体で、時にはその中央部が太くなって樽形を示したり、球状やブドウ状、肝臓状、粒状、繊維状などのもので見る事が出来るが、単独の大型結晶は少なく、数ミリ大の結晶が群生している標本が一般的。

色は典型的な緑色の他に、褐色、乳白色、黄緑色など様々。

名称は、この鉱物が火に炙ると融け、冷えると再び結晶形が現れることから、ギリシャ語で火を意味する pyr と形を意味する morphe に由来する。


中国、広西荘族自治区 陽朔(YanShou)産の緑鉛鉱です。
中国産の緑鉛鉱はお手頃な価格なのですが、フランス産の緑鉛鉱は結構値が張るんですよね…でも、本当に綺麗で濃い緑色、黄緑色をしているので、いつか欲しいと思いつつ(^^;)。

アパタイト(燐灰石) [鉱物_リン酸塩鉱物]

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ミネラルショーでゲットしたアパタイトです。
展示会直前の鉱物コレクションに付いて来たアパタイトが、青味が少なめでちょっと残念だったので、青色が綺麗な子を探してしまいました(^ ^;)。
うん、なかなか良い青味で満足です(笑)。


アパタイトの詳しい説明はこちら(以前書いたものと同じです)


アパタイト(燐灰石) [鉱物_リン酸塩鉱物]

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アパタイト apatite(燐灰石)
[ リン酸塩鉱物 ] 成分:Ca5(PO4)3F モース硬度:5

アパタイトはグループ名で、普通に見られるものは燐酸カルシウムにフッ素が加わったもので、正式には「フッ素燐灰石(Fluor apatite)」と言う。また、フッ素の代わりに塩素を含んだ塩素燐灰石もあり、この両者はよく混溶している。
火成岩、堆積岩、変成岩の各岩石の副成分をなしており、非常に広く産出される鉱物。

色は本来は無色や白色だが、含有される微量のマンガンなどの作用で、赤色や褐色、黄色、菫色、緑色、濃青色など様々な色となる。スペイン産の帯黄緑色のものは希少であり、アスパラガス・ストーンと呼ばれる。緑色のものは、モロキサイトとも呼ばれる。

名称は「ごまかし」を意味するギリシア語の apate に由来している。これはこの鉱物が様々な形状で産出し晶癖が一定していないことから、アクアマリン(藍玉)、ベリル(緑柱石)、オリビン(橄欖石)、トルマリン(電気石)、フローライト(蛍石)、石英など、他の鉱物と間違われやすいためである。和名は化学組成によるもの。


石言葉は「ソフトな惑わし」。石の名称の由来から来ているんですかねー(^ ^;)。
でも、信頼、自信を表す鉱物としても伝えられています。おや??


鉱物コレクションNo.51から。
アパタイトと聞くと、つい歯磨き粉を思い出します(笑)。
ハイドロキシアパタイト(水酸燐灰石)は生命活動によってできる無機結晶質の鉱物で、脊椎動物の骨や歯の主成分になるため、義歯の原料、人工骨の原料としても使用されているそうです。
それを聞くと歯磨き粉にも良いのかな〜?と思うのですが、実際は(歯磨き粉には)フッ素のみが入っていれば良いようで、アパタイトにはあまりこだわらなくても良いようですね(苦笑)。

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