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花崗斑岩<岩石> [鉱物_岩石]

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グラニットポーフィリー granite porphyry(花崗斑岩)
[ 火成岩 ] 成分:長石類や輝石類、石英などで構成される

石英斑岩よりも石基部分の結晶が大きく、花崗岩と同じ組成を持つ完晶質の岩石。長石・石英・雲母などが比較的大きな斑晶を示す。


鉱物コレクションNo.116から。
うーん、やっぱり花崗岩と同じ組成を持つだけあって、見た目では区別を付けるのが難しいですね(^^;)。
斑岩の詳しい説明は追記に収納してありますので、興味持たれた方はそちらをどうぞ♪


そして、今年も行って参りました、25回東京国際ミネラルフェア〜vvv
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今年から、会場内の写真撮影はプライバシーの問題で許可を得てからでないと撮影出来ないとの事でした。(こちらの写真も、会場内の人や会社名にはフィルタをかけるという事で、スタッフの方から許可を頂いて撮影・掲載しております)

月曜日に行ったので割とゆったり見れましたが、結構子供さん(小学生くらいから高校生くらいまでetc...)がおられたのが不思議でした(^^;)。小学生くらいの男の子が目をキラキラさせつつ、お父さんと一緒に一生懸命化石を選んでいる様子は微笑ましかったですけどね(笑)。

今回はあまり予算がなかったので、そんなにたくさんは新しい子はお迎え出来なかったのですが、来週から随時紹介して行きたいと思います。どうぞよろしくです!(^^)/


▼ 斑岩の詳しい説明を読む(追記)


アイアンストーン(縞状鉄鉱石)<岩石> [鉱物_岩石]

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アイアンストーン ironstone(縞状鉄鉱石)
[ 岩石 ] 成分:赤鉄鉱、針鉄鉱、磁鉄鉱などの酸化鉄類

堆積岩の一種で、鉄を含有する鉱物から成る厚い地層が、珪質岩類と交互に重なり合って出来ている。ヘマタイト(赤鉄鉱)、ゲーサイト(針鉄鉱)、マグネタイト(磁鉄鉱)などの酸化鉄類を主要成分とし、特に赤鉄鉱を多く含むものは質が良いとされる。

他に、シャモサイトやグローコナイト(海緑石)、雲母類、パイライト(黄鉄鉱)、シデライト(菱鉄鉱)、リモナイト(褐鉄鉱)、クォーツ(石英)、カルサイト(方解石)、ドロマイト(苦灰石)なども含まれる。

色は酸化鉄の影響により赤褐色をしているものがほとんどだが、緑色や黄色のものもあり、縞状の構造を持つことから名称が付けられた。

成分に含まれる鉄化合物の濃度が高いのが特徴で、少なくとも15%の鉄を含有している。アイアンストーンを含む縞状構造の鉱床は「縞状鉄鉱層」と呼ばれ、世界の鉄鉱石の約90%が縞状鉄鉱層から採掘されている。
縞状鉄鉱層の形成は約19億年前までに終了したことが分かっているが、なぜ酸化鉄の層が交互に現れ縞模様となったのか、はっきりとした要因は未だに謎のままである。


鉱物コレクションNo.115から。
縞模様の入り方がとても美しいアイアンストーンです。(1枚目の角度で見るのが一番気に入っています)

「縞模様が出来た要因が謎のまま」という事ですが、Wikipediaにもっと詳しく載っていたので、興味を持たれた方はこちらの【 3 縞状鉄鉱床の成因 】という項目をご覧頂ければと思います。

クォーツサイアナイト(石英閃長岩)<岩石> [鉱物_岩石]

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サイアナイト syenite(閃長岩)
[ 岩石 ] 成分:カリ長石と有色鉱物を主とする

地下深部で形成される完晶質の深成岩で、粒の大きさが均等で粗粒状のものが多く、火山岩における粗面岩に相当する。
一般的に閃長岩は石英をほとんど含まず、カリ長石と有色鉱物を主とする優白質完晶質岩の名称と定義され、一般的には石英5%以下、準長石10%以下で、全長石のうち斜長石65%以下の岩石とされている。
なお、石英閃長岩 quartz syenite の場合は、石英は5〜20%含まれる。

外見の良く似た花崗岩とは、石英の量によって区別することが可能。花崗岩には20%以上石英が含まれる。

閃長岩の必須成分鉱物は、微斜長石や正長石、サニディン(玻璃長石)などのアルカリ長石類で、そのほかには曹長石や灰長石などの斜長石類もわずかに含み、角閃石や輝石なども含有している。
副成分鉱物として含まれるのは、主に黒雲母やチタン鉄鉱、マグネタイト(磁鉄鉱)、チタン石、コランダム、方ソーダ石、アラゴナイト(霞石)、石英など。なお、方ソーダ石やアラゴナイトが含まれる場合には石英は存在しない。

色は白っぽく、含まれる有色鉱物によって褐色、灰色、ピンク色、赤色、青色、黄緑色などを示す。

英名「サイアナイト」は、本来はエジプトの Syene というところから産する赤色の角閃石花崗岩に付けられた名称だったが、その後ドイツで石英角閃石長石岩の名称として使用され、正長石に富む角閃石岩も同様の名称で呼ばれるようになった。


鉱物コレクションNo.114から。
今回の鉱物は石英閃長岩ですが、説明は閃長岩の方をメインに載せてあります。(石英の詳しい説明は追記にて)

見た目はかなり花崗岩っぽいです。というか、良く見かける桜系御影石(墓石とか…^^;)と見分けが付きませんでした(苦笑)。
写真だとぬるっとした質感に見えますが、実物はもっとざらっとしたマット感があるのですが……おや?;


▼ 石英の詳しい説明を読む(追記)


オーソクレース(正長石) [鉱物_テクト珪酸塩鉱物]

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オーソクレース orthoclase(正長石)
[ 珪酸塩鉱物 ] 成分:KAlSi3O8 モース硬度:6〜6.5

フェルドスパー(長石)グループのうちの一つ、ポタッシウム・フェルドスパー(カリ長石)に属する。単斜晶系。
同じ組成で三斜晶系のものはオーソクレースマイクロクリン(微斜長石)だが、肉眼で両者の区別はできない。高温で形成された場合には、Na をやや多く含むサニディン(玻璃長石)になる。熱水鉱脈から採れるものは透明で菱形をしており、アデュラリア(氷長石)と呼ばれる。

火成岩や変成岩に普通に含まれる造岩鉱物。花崗岩質ペグマタイトの主要な構成鉱物である。アルバイト(曹長石)やロック・クリスタル(水晶)などと共産する。
色は白色や無色、淡黄色、紅色、灰色、緑色など。

名称は、この鉱物の二方向の劈開が90°に近い角度となるために、ギリシャ語で「直線状に割れる」を意味する言葉(「真っすぐ/直線」を意味する ortho- と「割れ目」を意味する klasis )に由来する。


Gempapo Itinga Minas Gerais Brasil(ブラジル ミナスジェライス州)産の正長石。
白い石が正長石で、半透明な柱状の石は石英だと思います(石英の詳しい説明は追記にて)。どちらもすごい主張しているので、飾る時にどちらをメインにしようか迷う子です(笑)。


▼ 石英の詳しい説明を読む(追記)


マホガニーオブシディアン(黒曜石/黒曜岩)<岩石> [鉱物_岩石]

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鉱物コレクションNo.113から。
オブシディアンの一種で、赤鉄鉱などが内包されて黒地に茶色や茶褐色の縞模様があらわれ、木材のマホガニーに見た目が似ていることから名付けられた「マホガニーオブシディアン」です。
なるべく模様が面白いものを選びました。上部の貝殻状断口と、側面の模様の入り具合がとても気に入っています♪


▼ オブシディアンの詳しい説明を読む(追記)


オーピメント(石黄、雄黄)とリアルガー(鶏冠石) [鉱物_硫化鉱物]

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リアルガー realgar(鶏冠石)
[ 硫化鉱物 ] 成分:As4S4 モース硬度:1.5〜2

砒素の硫化鉱物で、かつては花火の着色料などとしてオーピメント(石黄、雄黄)と共に採掘されていた。オーピメントの他に、スティブナイト(輝安鉱)、シルバー(自然銀)などの鉱石と共産する。

※ 中国では、赤いこの石を「雄黄」とし、黄色のオーピメントを「雌黄」としている。

色は明るい赤、または橙赤色で、樹脂光沢か油脂光沢を持つ。
古くは紀元前1500年頃から、古代エジプトでは温泉の中からこの鉱物を発見し、それを砕いてオレンジ色の顔料を作り出していたと言われている。
光や湿気などに弱く、光に長い間さらされると同質異像のパラリアルガー Pararealgar(パラ鶏冠石)に変化する。 

名称は、アラビア語で「鉱山の粉末」を意味する rahj-al-ghar に由来する。


オーピメントとリアルガー、両方楽しめる子です。
(オーピメントの説明は追記に収納してあります)
Getchell mine Nevada U.S.A(アメリカ ネバダ州 ゲッチェル鉱山)産、鉱物標本開発さんで購入。

黄色の部分がオーピメントで、オレンジ〜赤い部分がリアルガーになります。
乾燥した暗い場所に保管しないと黄色く変質してしまうので、乾燥剤とともに密封して保存しています。>いつでも見れるように透明なクリアパックにしていますけれども(^^;
柱状結晶で真っ赤なリアルガーがとても綺麗なので、いつか欲しいなぁ〜(*^^*)。


▼ オーピメントの詳しい説明を読む(追記)


ブルークォーツ(石英) [鉱物_酸化鉱物]

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鉱物コレクションNo.112から。
うーん、ブルーというよりはグリーンに近くて、見た目はかなりアマゾナイトっぽいです(^^;)。所々に瑪瑙のような層が出来ていて見ていて面白いんですけどねー。

でもやっぱり、磨いてない状態のも見たいなぁ。片面だけ磨かず切り出したまま……というのは駄目なのですかね?(苦笑)


▼ 石英の詳しい説明を読む(追記)


アポフィライト(魚眼石) [鉱物_フィロ珪酸塩鉱物]

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昨年のミネラルショーでゲットした石を今頃紹介したり(汗)。
まだ数個紹介していない子達がいるので、次のミネラルフェアの前までに全部紹介したいなと思っています(^^;)。

Cygnets Internationalさんで購入。インド産のアポフィライトです。
大きめのV字形に並んだ柱状結晶と、それを取り巻く立方体と薄板状の結晶が気に入って購入しました。グレーっぽい色のものも初めてゲットしたので嬉しいです〜♪


▼ アポフィライトの詳しい説明を読む(追記)


 
 
 
 
 

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