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スター・マイカ(星状白雲母) [鉱物_フィロ珪酸塩鉱物]

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白雲母のひとつで、6つの角を持つ双晶でスター・マイカ star mica(星状白雲母)と呼ばれるものです。Itinga Minas Gerais Brasil(ブラジル・ミナスジェライス)産。
星形の雲母がとても可愛くて、思わず衝動買い(笑)。いやでもホント可愛いです〜vv


白雲母の詳しい説明はこちら(以前書いたものと同じです)


セピオライト(セピオ石) [鉱物_フィロ珪酸塩鉱物]

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セピオライト sepiolite(セピオ石)
[ フィロ珪酸塩鉱物 ] 成分:Mg4Si6O15(OH)2・6H2O モース硬度:2〜2.5

蛇紋岩やスカルン、温泉沈殿物中の鉱物が変質して、主に微細な繊維状結晶が集合した緻密な塊で生成する。
多孔質で隙間に空気を含んでいるためとても軽いのが特徴で、海水に入れると浮いて空気を放出するため、日本では「海泡石」という別名で呼ばれることもある。(ちなみに、水道水でも浮きましたw)

ハンマーでたたいても割れずに潰れるようになるだけだが、ある程度水分を含んでいるものは自由に変形できる。セピオライトの存在は古くから知られ、古代エジプトではミイラ用の布に加工された。
また耐火性、断熱性に優れており、喫煙パイプにも利用された。特にトルコの高級パイプであるメシャムパイプが有名。
他にもアンモニアを吸着する性質を持つことからトイレの消臭剤に利用されたり、床下の調湿材、シックハウス対策として壁紙やホルムアルデヒドの吸着剤と、幅広い用途で使われている。

名称はギリシャ語で「イカ」を意味する sepion に由来する。


地球の鉱物コレクションNo.63から。
何か聞き覚えがあるなぁと思っていたら、父が仕事で使っておりました(笑)。>父は大工です

『ナショナル・トレジャー』という映画では、海泡石で作られたパイプが物語の重要アイテムで登場しているんですよ〜♪

フクサイト(クロム白雲母) [鉱物_フィロ珪酸塩鉱物]

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1つ前の記事で紹介したマスコバイト(白雲母)の一種で、酸化クロムを含むフクサイト(クロム雲母)です。
Senhor do Bonfim, Bahia, Brazil 産。

フクサイトですが、耐熱性のある絶縁材料として真空管やアイロンの内部に用いられたり、耐熱性のある透明材料としてストーブののぞき窓にはめるなどの使い方もされていました。
もちろん前回紹介したマスコバイト同様、微粉砕したものを塗料に混ぜて、パール光沢を持たせる顔料としても使われたそうですよ。


フクサイトの詳しい説明はこちら(以前書いたものと同じです)


マスコバイト(白雲母) [鉱物_フィロ珪酸塩鉱物]

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マスコバイト muscovite(白雲母)
 [ フィロ珪酸塩鉱物 ] 成分:KAl2(AlSi3)O10(OH)2 モース硬度:2.5〜3 

カリウムとアルミニウムからなり、火成岩や変成岩にごく普通に含まれる造岩鉱物。ペグマタイトには大きな結晶が産する。
白雲母は数種類存在し、とてもきめの細かい粒状をしているセリサイト(絹雲母)、カリウムが少ない代わりに水を多く含んでいるハイドロマスコバイト、多量の珪素と少量の鉄やマグネシウムを含有しアルミニウムが少ないフェンジャイト、緑色が特徴で酸化クロムを5%も含んでいるフクサイト(クロム雲母)などが知られている。
カリウムのかわりにナトリウムが入ったものはパラゴナイト paragonite(ソーダ雲母)であるが、外見上からは見分けにくい。

ガラスに似た特性を持つ上ガラスよりも弾力性があるため、数百年にわたってガラスの代用品として舷窓などに利用されてきた。(こちらも他の雲母と同じように劈開が一方向であるため、紙の束のように薄く一方向にのみはがれる)
色は無色、白色、薄茶色、緑色、ピンク色、黄色、赤褐色、紫色など様々。

名称は、かつてロシアのウラルで産出したものが、モスクワ経由でヨーロッパに輸出されており、それが「モスクワガラス」と言われていたところにちなんで命名された。 


地球の鉱物コレクションNo.61から。
雲母の特徴である千枚はがしは確認出来るのですが、やっぱり今回も薄いです(^ ^;)。
白雲母ですが、日本画や版画でキラキラした光沢を出す為に使われていたんですよ〜。和紙にまぜて「きらら引き」という和紙になったり、絵の上に振りかけて「きらら刷り」という技法が伝えられています。「きら」=「雲母」の事で、キラキラと輝いているので「きら」というそうです。まんまですね(笑)。
浮世絵では人物を引き立たせたり、より華やかにそして上品さを効果的に表現する為に使われているんですよ(*^^*)。

クリソコラ(珪孔雀石) [鉱物_フィロ珪酸塩鉱物]

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クリソコラ chrysocolla(珪孔雀石
[ フィロ珪酸塩鉱物 ] 成分:(Cu,Al)2H2Si2O5(OH)4·nH2O モース硬度:2〜4

酸化した銅鉱床の上部に生成する二次鉱物で、固形化する前に二酸化珪素、水、銅を含むゼリー状の塊になるのが特徴。純粋な物は非常に柔らかくほとんどが非晶質だが、マラカイト(孔雀石)やアズライト(藍銅鉱)、キュープライト(赤銅鉱)などの鉱物を含むことで硬い塊となる。特にカルセドニー(玉髄)、クォーツ(石英)、オパール(蛋白石)などを含むものは価値が高いとされ、「ジェム・シリカ」と呼ばれ宝石に加工される。

色は緑色や青色が普通だが、不純物を含んで褐色や黒色になるものもある。

名称は、かつてこの鉱物が金をはんだ付けする際に使われたという話が残っていることから、ギリシャ語で金を意味する chryso と、ニカワを意味する kolla に由来する。和名は外見が孔雀石に似た珪酸塩鉱物であることから名付けられた。


石言葉は「繁栄」「幸運」「仕事の成功」。
美的感覚に訴える力が強く、芸術関係に携わる時に持つと良いそうですよ。


鉱物コレクションNo.58から。
縞模様が綺麗な子を選びましたが、ちょっとサイズが小さいのが残念かな。
でもこの緑〜水色〜青のコントラストがたまりません(*^^*)。やっぱり緑(青)色の石が一番、見ていて癒されます〜(笑)。

プレナイト(葡萄石) [鉱物_フィロ珪酸塩鉱物]

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鉱物コレクションNo.55から。プレナイトです。
良質のプレナイトはケープエメラルドと呼ばれアクセサリーに加工されますが、翡翠に似ていることからそれらの模造品に使われる事もあるそうです。


プレナイトの詳しい説明はこちら(以前書いたものと同じです)


アポフィライト(魚眼石) [鉱物_フィロ珪酸塩鉱物]

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このアポフィライトですが、購入店・産地ともに控えるのを忘れてしまいました(汗)。
イベント時に興奮しすぎて今回はこんなポカを結構やらかしてます(苦笑)。
どこの出身なのかな〜〜! 産地だけでもちゃんと控えておくんだった…(><)。

という訳で、写真だけは多めに掲載(苦笑)。


年内はこれが最後の更新となります。
2009年は後半で更新数が減ったりと反省点も多々有るのですが、色々な方に見て頂けたり、新たに石に興味を持って下さる方が出来たり、身内以外の方からもアクセサリーの製作依頼を頂いたりと、石研としては充実した年でした。皆様のおかげです、本当にありがとうございます。
これからも原石&アクセの紹介を頑張りますので、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

それでは皆様、よいお年を!!(^ ^)/


アポフィライトの詳しい説明はこちら(以前書いたものと同じです)


バイオタイト(黒雲母) [鉱物_フィロ珪酸塩鉱物]

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バイオタイト biotite(黒雲母)
[ フィロ珪酸塩鉱物 ] 成分:K(Mg,Fe)3AlSi3O10(OH,F)2 モース硬度:2〜3

黒雲母という名称は、金雲母、鉄雲母、シデロフィル雲母、エストン雲母などの総称として用いられる。(金雲母と鉄雲母との中間組成の固溶体で、現在では独立した種とされていない)
金雲母 → KMg3AlSi3O10(OH,F)2
黒雲母 → K(Mg,Fe)3AlSi3O10(OH,F)2
鉄雲母 → KFe3AlSi3O10(OH,F)2

火成岩、変成岩などの成分鉱物で、火成岩の黒い斑点を形成するのはほとんどが黒雲母または角閃石である。
色は黒色、暗褐色、暗緑色、赤褐色など。他の雲母と同じように劈開が一方向であるため、紙の束のように薄く一方向にのみはがれる。

この鉱物は多くの宝石鉱床中の共生鉱物として不可分のもので、多種の宝石中でマイカ・インクルージョンとして存在していることが多く、特にエメラルド(コロンビア産などを除く)は主としてこの鉱物の片岩を母岩とする為に、それらの中にこの鉱物の内包を見る機会が多い。

名称は、フランスの物理学者ビオ(Jean-Baptiste Biot)の名前にちなんで命名された。


石言葉は不明でしたが、古くから「命の石」と呼ばれ、色々な病気の治療薬として広く利用された鉱物と伝えられています。迷いや不安を消してくれる効果もあるそうですよ。


鉱物コレクションNo.50。
雲母独特の「千枚はがし」な劈開を利用して、こんな薄い状態でやって来ました。
うん、色々分かる、分かるんだけど・・・自分で剥がす楽しみが・・・!!(つД`)

・・・。
・・・・・。
とりあえず、海苔に見えるんですが(爆)。

ちょっとがっかりです(苦笑)。

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