セピオライト(セピオ石) [鉱物_フィロ珪酸塩鉱物]
セピオライト sepiolite(セピオ石)
[ フィロ珪酸塩鉱物 ] 成分:Mg4Si6O15(OH)2・6H2O モース硬度:2〜2.5
蛇紋岩やスカルン、温泉沈殿物中の鉱物が変質して、主に微細な繊維状結晶が集合した緻密な塊で生成する。
多孔質で隙間に空気を含んでいるためとても軽いのが特徴で、海水に入れると浮いて空気を放出するため、日本では「海泡石」という別名で呼ばれることもある。(ちなみに、水道水でも浮きましたw)
ハンマーでたたいても割れずに潰れるようになるだけだが、ある程度水分を含んでいるものは自由に変形できる。セピオライトの存在は古くから知られ、古代エジプトではミイラ用の布に加工された。
また耐火性、断熱性に優れており、喫煙パイプにも利用された。特にトルコの高級パイプであるメシャムパイプが有名。
他にもアンモニアを吸着する性質を持つことからトイレの消臭剤に利用されたり、床下の調湿材、シックハウス対策として壁紙やホルムアルデヒドの吸着剤と、幅広い用途で使われている。
名称はギリシャ語で「イカ」を意味する sepion に由来する。
地球の鉱物コレクションNo.63から。
何か聞き覚えがあるなぁと思っていたら、父が仕事で使っておりました(笑)。>父は大工です
『ナショナル・トレジャー』という映画では、海泡石で作られたパイプが物語の重要アイテムで登場しているんですよ〜♪
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