テクタイト<岩石> [鉱物_岩石]
テクタイト tektite
[ 天然ガラス ] 成分:SiO2(+Al2O3) モース硬度:5〜6
かつては隕石だと思われていたテクタイトだが、隕石衝突の際に地球上の砂や石などの物質が蒸発気化して空中に飛び散り、急激に冷やされて出来た天然ガラスである。
現在見付かっている隕石の多くが少量の鉄やニッケルの合金で出来ているのに対して、テクタイトは珪酸が主成分であることから、地球由来の物質と判断されるに至った。
形状は球状や円状、楕円状、しずく状、紡錘状、ボタン状などで、産地によってそれぞれ色や形に特徴があり、呼ばれ方も異なる。
・オーストラライト……オーストラリア南部で見られる黒色ボタン状のもの
・海南島テクタイト……中国の海南島で見られる黒褐色の塊
・リビアン・ガラス……エジプトの砂漠にある薄い黄色のもの
・モルダバイト(moldavite)……チェコ産の緑色半透明のもの
・マジーシアナイト……マレーシア産のもの
・フィリピナイト……フィリピン産のもの
・ジャワナイト……インドネシア産のもの
・ベディアサイト……アメリカ産のもの
1900年にチェコで発見されたものが最初で、名称はギリシャ語で「溶けた」を意味する tektos を語源としている。
鉱物コレクションNo.117から。
1枚目の写真が隕石っぽくて好きです♪ メテオで降って来そうですよね!>ゲーム脳;
3枚目の写真が、人の顔のように見えてちょっとホラー(苦笑)。
この表面の凹凸は、中に含まれていた成分が気化して出来たと考えられています。なかなか面白い形の子がゲットレ出来たので満足です〜(*^^*)。