ガレナ(方鉛鉱) [鉱物_硫化鉱物]
ガレナ galena(方鉛鉱)
[ 硫化鉱物 ] 成分:PbS モース硬度:2.5〜3
鉛の硫化鉱物で、熱水鉱脈中やスカルン鉱床、黒鉱鉱床に生成するほか、含銅硫化鉄鉱床に産出することもある。フローライト(螢石)やクォーツ(石英)、カルサイト(方解石)、スファラライト(閃亜鉛鉱)、パイライト(黄鉄鉱)などと共産する。
色は鉛灰色で、割れたばかりの劈開面は銀白色の強い金属光沢があるが空気中で酸化しやすく、時間が経つとだんだん光沢がなくなる。これは表面が硫酸鉛鉱(PbSO4)に変化するためである。風化などで変質すると、白鉛鉱や硫酸鉛鉱、緑鉛鉱、ミメット鉱などの二次鉱物になる。
英名の「ガレナ」は、ラテン語で「鉛の鉱石」または「鉛が溶かされた時に残る浮きかす」を意味する言葉にちなんでいる。尚、「ガレナ」という名称は長い間、自然に生成する鉛を含む全ての鉱物に用いられていたが、17世紀以降、方鉛鉱のみを指すようになった。
石言葉は『前進』。古くはギリシャ語で鉛を指す言葉のモリュブドスと呼ばれ、完全、高度な意識、正しい見識を表す鉱物とされていました。
鉱物コレクションNo.18から。
色は鉛灰色〜銀白色とのことですが、この子は金色の部分が結構あるのですけれども。
黄鉄鉱か黄銅鉱なのかな?
黄鉄鉱か黄銅鉱なのかな?
スティブナイト(輝安鉱) [鉱物_硫化鉱物]
スティブナイト stibnite(輝安鉱)
[ 硫化鉱物 ] 成分:Sb2S3 モース硬度:2
金属元素アンチモンの主要な原料で、ギリシャ語でアンチモンの意味の接頭語 stibi を語源とし、ラテン語でアンチモンを意味する「スチビウム」から鉱物名が付けられるが、この鉱物を還元してアンチモンを単離することは15世紀に入ってから行われるようになった。
浅熱水鉱床中に石英や自然金、自然砒、辰砂、方鉛鉱、閃亜鉛鉱、雄黄、黄鉄鉱、鶏冠石などと共産する。発掘されたばかりのものは金属光沢を持つが、時間が経つとともに帯黒色に変色してしまう。
石言葉は「耐久力」「復活」。
鉱物コレクションNo.16から。
浅熱水鉱床中に石英や自然金、自然砒、辰砂、方鉛鉱、閃亜鉛鉱、雄黄、黄鉄鉱、鶏冠石などと共産する。発掘されたばかりのものは金属光沢を持つが、時間が経つとともに帯黒色に変色してしまう。
石言葉は「耐久力」「復活」。
鉱物コレクションNo.16から。
よく本で見るような、針状結晶や柱状結晶の輝安鉱を1個は欲しいと思っています。
そのままで何かのオブジェのようで、格好良いんですよね・・・!
パイライト(黄鉄鉱) [鉱物_硫化鉱物]
パイライト pyrite(黄鉄鉱)
[ 硫化鉱物 ] 成分:FeS2 モース硬度:6〜6.5
この鉱物の結晶が、インクルージョンとして宝石中に見られることも多く、エメラルド(翠玉)、ダイヤモンド(金剛石)、サファイア(青玉)などの中に見ることが出来る。
色は真鍮色、黄色、金色。外見が金によく似ているが、金よりも軽くてもろいうえ産出量も多く価値が低いところから、「愚者の金」と呼ばれることがある。
湿気に弱く、湿気が多いところでは硫酸などの化合物に変化し非常に脆くなるので、密封出来る容器に乾燥剤を入れて保管したい。
名称は、黄鉄鉱をハンマーなどで叩くと火花を散らすことから、ギリシャ語で「火」を意味する pyr に由来し名付けられた。
名称は、黄鉄鉱をハンマーなどで叩くと火花を散らすことから、ギリシャ語で「火」を意味する pyr に由来し名付けられた。
石言葉は『意志』。
「地球の鉱物コレクション」ではNo.2で紹介されていました。
真ん中のあたりに、黄鉄鉱の特徴である立方体などの結晶が集まっています。やはりこの結晶が黄鉄鉱の醍醐味かしらとvv
湿気や塩分に非常に弱いため、上記してあるとおりに乾燥剤をいれて保管しているのですが、石を保護しているスポンジがどんどん黄色く変色しているのですけれども・・・だ、大丈夫なの?コレ……(;゚Д゚)