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パール(真珠) [鉱物_炭酸塩鉱物]

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パール pearl(真珠
[ 炭酸塩鉱物 ] 成分:CaCO3+有機質 モース硬度:2.5〜4.5

パール(真珠)は貝の体内で生成される宝石である。生体がつくる鉱物であり、生体鉱物(バイオミネラル)と呼ばれる。
貝殻成分を分泌する外套膜が、貝の体内に偶然に入りこむことで天然真珠が生成されることから、成分は貝殻と等しい。 外套膜は細胞分裂して袋状になり、真珠を生成する真珠袋を作る。この真珠袋の中で炭酸カルシウムのアラゴナイト(霰石)と、タンパク質コンキオリンというケラチン型の硬タンパク質の層が交互に積み重なって形成され、真珠が出来る。このアラゴナイトの薄層と有機質の薄層が干渉色を生み出し、真珠特有の虹色が生じる。(遊色効果)

色はホワイトやクリーム、シルバー、ピンク、イエロー、ゴールデン、ブルーブラックなど多彩。
有機質層の厚さや色素の含有量などによって真珠の色・照りが決まる。 層の厚さが、0.2~0.4 ミクロン(1ミクロン = 0.001 ミリ)だとピンク色に、これより少し厚いと銀白色の真珠となる。その他の色彩真珠の場合、コンキオリン自身の色か、コンキオリンに混ざっている不純物の色が発色の原因となっている。

名称は、ラテン語のペルナ(ムラサキガイの一種)に由来する。和名は、我が国では山で取れる美しい石を玉と呼び、海で取るものを珠と呼んでいたことから因んだものである。


石言葉は「健康」「富」。6月の誕生石です。


地球の鉱物コレクションNo.78から。まあ、貝殻なんですけどね(笑)。
アラゴナイト(霰石)として紹介されていましたが、折角なので真珠の解説も載せてみました。

普通、真珠は海水に生息するアコヤガイやシロチョウガイ、クロチョウガイで出来ることが有名ですが、私がよくアクセサリーで使う淡水パールは、イケチョウガイやカラス貝といった淡水に生息する貝で養殖されたものです。核を挿入しないので真円にはならないのですが、オレンジや紫のような「え?これ真珠なの??」という色のものも出来るので、使っていて楽しいですヨ♪♪


そうそう、前々回のカンクリナイトですが、無事新しい子が届きましたので近日中に記事を書きます♪ 交換かと思っていたら、前の物も持っていて良いそうで・・・ソーダライトの標本もゲットレしてしまいました(笑)。


アラゴナイト aragonite(霰石
[ 炭酸塩鉱物 ] 成分:CaCO3 モース硬度:3.5〜4

アラゴナイトはカルサイト(方解石)、ファーテライトと同じ化学組織(炭酸カルシウム)を持っており、見た目もよく似ているが、アラゴナイトが斜方晶系であるのに対し、カルサイトとファーテライトは六方晶系に属する。

このように化学組織が同じで結晶構造が異なる鉱物の関係を「同質異像」または「多形」といい、圧力や温度などの変化にともない結晶構造を変え、相転移する性質がある。
アラゴナイト、カルサイト、ファーテライトのように3種類の鉱物が同質異像の関係にある場合は、「同質三像」と呼ばれる。

変成岩や堆積岩、石灰岩の洞窟、鉱脈、温泉地帯などに生成する。色は無色、白色、黄色、褐色、灰色、青色、ピンク色、紫色など。
スペインのAragon 地方に産出したことにちなんで、この名称がついた。


石言葉は「母性」。

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