レッドジャスパー(赤碧玉) [鉱物_酸化鉱物]
レッドジャスパー red jasper(赤碧玉)
[ 酸化鉱物 ] 成分:SiO2 モース硬度:7
カルセドニー(玉髄)の一種の潜晶質石英のなかでも、不純物が20%以上混入して不透明になったもので、特定の変種名がつけられていないものをジャスパー(碧玉)という。
碧玉は含まれる副成分(酸化鉄や水酸化鉄)によって灰色や暗緑色、紅色、黄色、褐色など様々な色や模様があらわれるが、そのうち赤色のものがレッドジャスパーと呼ばれる。
この赤色は赤鉄鉱を副成分として含有しているためで、掘り出されたばかりのものはくすんだ色をしているのが特徴。火山岩や鉱脈中などに生成し、インドやベネズエラでは質の良いものが産出する。
研磨することによって光沢が増すため、磨いて装飾品や装身具などに加工される。
名称は、アルベルドゥスの『鉱物書』でイアスピス jaspis と呼ばれていたところから来ているが、由来は不明。古くから「聖なる石」として崇められてきた鉱物である。
地球の鉱物コレクションNo.75から。
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