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カルセドニー(玉髄) [鉱物_酸化鉱物]

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カルセドニー chalcedony(玉髄)
[ 酸化鉱物 ] 成分:SiO2 モース硬度:6.5〜7

潜晶質石英で、ごく細かい結晶が集まりブドウ状、または肝臓状の半透明石として産出したものをカルセドニー(玉髄)と言う。含まれる不純物によって白色や灰色、青色、淡褐色、暗褐色、黒色など様々な色があり、それぞれ異なる名称で呼ばれている。

アゲート(瑪瑙)…石英や蛋白石との縞状模様のもの
カーネリアン(紅玉髄)…酸化鉄を含み全体が赤色のもの
サード…カーネリアンよりも更に褐色が強くなり、茶色に近くなったもの
クリソプレーズ(緑玉髄) …緑色のもの
ジャスパー(碧玉)…不純物をかなり含んでいて不透明なもの
ブラッドストーン(血石、血碧玉)…ジャスパーのうち斑点状に赤色が混じっているもの

その他、色によって単純に「ピンクカルセドニー」「ブルーカルセドニー」などと呼ばれる。

薄い結晶は半透明だが厚い物は不透明で、溶岩の空洞中などでシリカを大量に含む溶液が固まって出来るほか、貝殻やサンゴ、木、骨などの有機物を置換して出来ることもある。
比較的硬い鉱物だが、多孔質であるため脂肪や酸が入り込むと変色する場合がある。(この性質を利用して、故意の色を付けて装飾品などに使われたりもする)

名称は、この鉱物がギリシャの町カルセドンから産出することから、そのギリシャ語の chalkedon が語源となり、Chalcedony となった。


色によって石言葉も若干変わるようですが、カルセドニーとしての石言葉は「追憶」。


地球の鉱物コレクションNo.74から。
説明の方は、以前書いたものに加筆修正してあります。

若干縞模様が入っているものの、切り出した真っ白のカルセドニーは少し物足りないですね…(^^;)。結晶の形か色がもう少し面白かったら良かったのになぁと。

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optimist

池袋の東京ミネラルショー2010の公式HPが更新されていましたが、ご覧になられましたか?
私は、今年も行って来ようと思っています。
すっかり鉱物図鑑の方が更新できないままなのですが・・・
by optimist (2010-10-30 23:00) 

ruya

12月10日(金)~13日(月)の開催でしたね。>ミネラルショー
今のところ他に予定が入っていないので、私も行けそうです(*^^*)

新しい子をお迎えされましたら、ぜひ鉱物図鑑の方でご紹介下さいね♪
お待ちしております〜♪♪
by ruya (2010-11-02 09:18) 

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