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モス・アゲート(苔瑪瑙) [鉱物_酸化鉱物]

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モス・アゲート moss agate(苔瑪瑙)
酸化鉱物 ] 成分:SiO2+内包している鉱物の成分 モース硬度:6.5〜7

モカ・アゲート mocha agate、モコアス mocoas とも呼ばれ、主にクローライト(緑泥石)や酸化マンガンによる苔状や樹枝状、草葉状のインクルージョンを含むアゲート(瑪瑙)、またはカルセドニー(玉髄)の総称。
アゲートやカルセドニーが生成される際に、内包物分が水溶液の形で亀裂中に浸透して美しい模様を示す。

色は含有する鉱物の成分によって、緑色や黒色、褐色、青色、赤色などになる。模様も先に述べたものの他に、骨格状や網目状、シダ状のものなどがあり、中でも風景画的なものをランドスケープ・アゲートと呼んでいる。
紫外線を照射すると、青白色の蛍光を示すものがある。


地球の鉱物コレクションNo.104から。
もう少し細かい模様の子の方が自分的には好みでしたが、これはこれで本当に苔…というか、藻っぽくて良いかもと思い始めてます。
手にしているうちに、だんだん愛着が湧いて来る不思議(笑)。


アゲート agate(瑪瑙)
[ 酸化鉱物 ] 成分:SiO2 モース硬度:6.5〜7

非常に細かい石英の結晶が集まって塊になったものをカルセドニー(玉随)と言い、その中でも縞模様、色共に美しいものをアゲート(瑪瑙)と言う。
玄武岩などの火山岩中に見られ、オパール(蛋白石)、クォーツ(石英)、カルセドニーが岩石の空洞中に沈殿し円心円状や不規則な層として形成された鉱物の変種である。

瑪瑙の模様は含まれる不純物によるもので、白色、乳白色、灰色が多く、他に褐色、赤色、緑色を帯びたものや、それらが組合わさったものなど変化に富んでいる。また潜晶質のために着色処理が可能で、様々な色に着色される。

蛋白石質と石英質が交互に配列し、黒色と白色がきれいな平行層状になっているものを「バンデッド・アゲート(縞瑪瑙)」(オニックス、オニキスとも)、縞目が紅色と白色に彩られて美しいものを「サードニクス(紅縞瑪瑙)」、木が化石化して有機物が瑪瑙に置き換わった「瑪瑙化木(珪化木)」、外周に規則的な縞模様が並んだ「景観瑪瑙」、空洞中に液体の水が含まれる「水入り瑪瑙」、緑泥石や類似の結晶を内包し、苔状や樹枝状の模様が現れたものを「モスアゲート(苔瑪瑙)」「デンドリチック・アゲート(模樹瑪瑙)」「ツリーアゲート(樹木瑪瑙)」という。

*ちなみにサードニクスの赤色の部分をカーネリアン(紅玉髄)と呼び、こちらは7月の誕生石となっている。

名称は、ギリシャ語の achates に由来し、これはイタリア・シチリア島の同名の川(Achates川)から多産したことに由来する。和名はその産状が肝臓状で、馬の脳のようであったところからこの名がついた。

アゲートの石言葉は『雄弁』『神聖』『成功』『夫婦の幸福』。
ちなみにサードニクス(紅縞瑪瑙)は8月の誕生石。
豊作や富、長寿に健康をもたらす力があると言われています。紫外線に長時間当てたり、水で洗ったりすると石の色が濁る場合があるので要注意。

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