ユナカイト(ユナカ石)<岩石> [鉱物_岩石]
ユナカイト unakite(ユナカ石)
[ 岩石 ] 成分:緑簾石、緑泥石、長石、石英などで構成 モース硬度:6.5〜7
花崗岩の一種で、もとになる斜長石が熱水によってエピドート(緑簾石)に変化して出来る。エピドートを豊富に含むほか、クローライト(緑泥石)、フェルドスパー(長石)やクォーツ(石英)などを伴い、全体の組成や硬度、比重は産地ごとに異なっている。(硬度が低いものは緑簾石と長石が多く、硬度が高いものは石英の含有量が多い)
色は緑色(緑簾石、緑泥石)、赤/オレンジ/ピンク色(長石)、白色(石英)のまだら模様になるのが一般的で、質の良いものはガラスのような光沢を持つが、質の悪いものはロウのような光沢を示す。
また、副成分として鉄を多く含むものは、産出後、時間が経つにつれて黄色くなっていく。
名称は、原産地であるアメリカのノースカロライナ州ユナカ山地にちなんで名付けられたが、岩石としての正式名称ではなく、装飾品などの取引上の俗称として用いられる。
石言葉は「希望」。
恐怖心や罪悪感を取り除いたり、心身のバランスを取るとされています。
鉱物コレクションNo.103から。
この数年間、ずっと「ユカナイト」だと思い込んでいました(汗)。私、こういうの多いよね・・・タラクスとかアラカナ回廊とか。←
(正しくはタラスクとアカラナ回廊…って、何の事か分からない方、すみません;)
でもこれでちゃんと覚えた!もう大丈夫!!(苦笑)
追記に、ユナカイトのメインの石であるエピドートの解説を収納しておきましたので、興味持たれた方はどうぞ♪
[ ソロ珪酸塩鉱物 ] 成分:Ca2Fe3+Al2(Si2O7)(SiO4)O(OH) モース硬度:6〜7
緑簾石グループ(*)の代表とも言える鉱物で、熱や圧力で変成した変成岩や火成岩中に出来る。鉄苦土鉱物の熱水変質鉱物としても産出する。緑色片岩と呼ばれている結晶片岩の主成分鉱物のひとつ。
(*)「緑簾石」とは、鉱物の名前であると同時に褐簾石や斜灰簾石、紅簾石といった、同じような性質を持つ鉱物グループの総称でもある。緑簾石グループの鉱物は、基本的にカルシウム、アルミニウム、シリコン、酸素が水酸基1個と結びついて出来ている珪酸塩鉱物。緑簾石はその他に鉄を含んでいるが、これらの成分が希土類元素やマンガンと置換されているものもある。
色は緑色や黄色、褐色、黒色などがあり、含まれている鉄の量によって色の濃淡が変わり、量が多いほど不透明な濃い物に変わる。透明な物は暗緑色〜褐色になり、多色性を示す。
長野県上田市には、変質した安山岩中から採れるにごりこぶしほどの大きさの褐色の岩石で、内部に黄緑色の緑簾石がつまっている「やきもち石」(うぐいすあんの入った餅に似ている事から)と呼ばれる石が存在する。
名称は、ギリシャ語で「多彩な色の増加」を意味する epidosis に由来する。
もう今週末は東京ミネラルショーですね。
すっかり忙しくなってしまい、今年は行けそうも無いのが残念です・・・。
ruyaさんは、行かれるのでしょうか?
by optimist (2011-12-07 22:54)
#optimist さま
おおお、もう今週末でしたっけ!?(汗)>ミネラルショー
9日か12日に行きたいなぁと考えております。急な予定が入らないことを祈るばかりです…(汗)。
optimistさんは今回はお休みされるのですか…。お仕事では仕方がないですが、残念ですね(つДT)。
無事行けましたら、会場の様子などレポしますね!
by ruya (2011-12-08 00:32)
ruyaさんの会場レポを楽しみにしています。
できれば、今年も行きたいのはやまやまですが、そのレポで心慰める事に致しますw
by optimist (2011-12-09 00:23)