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サーペンティン(蛇紋石) [鉱物_フィロ珪酸塩鉱物]

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サーペンティン serpentine(蛇紋石)
[ フィロ珪酸塩鉱物 ] 成分:Mg6Si4O10(OH)8 モース硬度:2.5〜3.5

サーペンティンという名称は、アンチゴライト antigorite(板温石)、クリソタイル chrysotile(白石綿)、リザルダイト/リザーダイト lizardite(リザード石)を含む鉱物グループ名であり、蛇紋岩の主要成分として存在する。いずれも、地殻の深部で生成したものが、断層帯に沿って地表近くに上昇して来る。
クロマイト(クロム鉄鉱)やマグネタイト(磁鉄鉱)、オリビン(橄欖石)、ドロマイト(苦灰石)、タルク(滑石)などと共生する。

濃い緑色や灰色のものが多いが、産地によっては黄緑色や半透明なものが産出し、質の良いものはネフライト(軟玉)の代替品として彫刻などに利用される。

名称は、橄欖石の変質によって形成される蛇紋岩は表面に蛇皮に似た縞模様が出来やすく、このことからラテン語で「蛇」を意味する serpentin に由来する。


石言葉は『保護』。6月21日の誕生日石。
高ぶった感情を鎮める働きがあると言われています。


地球の鉱物コレクションNo.84から。
今週からまた、鉱物の紹介もしていきます。よろしくどうぞ〜>。なるべく電力消費ピーク時を外した時間にまとめて記事を書くようにはします

私がアクセサリーに使っている石でニュージェイドという名前の石があるのですが、多分ほとんどのニュージェイドはサーペンティンやカルサイトだと思われます。サーペンティンはネフライトの代替品としても使われたという所から、ネフライト=軟玉→硬玉=ジェダイト→ジェイドの名称がついたのかしらと。まあ、ジェイド(翡翠)の名が入った方が高価そうな石に見えますよね(^^;)。

ちなみに、ネフライト(軟玉)は緑閃石系角閃石の緻密な集合で、ジェダイト(硬玉/ひすい輝石)に対する名称です。硬度が硬玉よりわずかに低いことからこう呼ばれています。どちらもイノ珪酸塩鉱物ではありますが成分は異なります。
中国では軟玉しか採れず、古くは玉(ぎょく)と呼ばれ価値ある宝石として使われていましたが、18世紀に入りミャンマーの現カチン州でジェダイトが発見されたため、ネフライトは軟玉と呼ばれ区別されるようになったそうです。

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