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ドロマイト(苦灰石)(+フクサイト(含クロム白雲母)) [鉱物_炭酸塩鉱物]

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ドロマイト dolomite(苦灰石)
[ 炭酸塩鉱物 ] 成分:CaMg(CO3)2 モース硬度:3.5〜4

別称、白雲石とも呼ばれる。苦灰岩(dolostone)の主成分鉱物である。
ガレナ(方鉛鉱)やスファラライト(閃亜鉛鉱)などを含む熱水鉱脈中に産するほか、マグネシウムを含有する水溶液が石灰岩に接触したときにも出来る。純粋なものであればカルシウム、マグネシウム、炭素、酸素を主な成分としている。また、コバルトや鉄、亜鉛などの元素を含むものもある。

日本国内のドロマイトは石灰石と同じ場所に分布し、石灰石の山の麓で多く見かけることができる。石灰石より肌理が緻密で割れ方が比較的鋭く、少し硬い。なお、石灰石は希塩酸をかけると二酸化炭素の泡を発生させるが、苦灰石にかけても泡はあまり発生せず、海水や雨水の浸食に比較的強い。

ドロマイトに含まれる Mg が Fe に置換されるとアンケライト ankerite(アンケル石)、Mg が Mn に置換されるとクトナオライト kutnahorite(クトナホラ石)となる。
色はライトグレーもしくは白色か無色だが、塩化鉄を含むと黄ばみ、酸化鉄を含むと赤味を帯びる。

名称は、この鉱物の研究者であるフランスの鉱物学者デオダット・ド・ドロミュの名前に因んで命名された。


跳躍、勇敢を意味する鉱物とされています。


地球の鉱物コレクションNo.80から。今回は2週続けての販売で、うっかり買い逃すところでした。>ケース付きの大きい号で見落とさずに済みました(^^;)
白〜灰色に見える部分がドロマイトで、緑色の部分は含クロム白雲母になります。
ドロマイトと聞くとどうしても、FFポーションに入っていた事を思い出します〜(笑)。


フクサイト fuchsite(含クロム白雲母
[ フィロ珪酸塩鉱物 ] 成分:K(Al,Cr)2(AlSi3)O10(OH)2 モース硬度:2〜3

マイカ mica(雲母)グループの中のマスコバイト muscovite(白雲母)の一種で、緑色のものを言う。この緑色はクロムを含む事で生じ、その含有量により色の濃淡が微妙に変わるのが特徴。雲母片岩、変成ドロマイト、大理石などの中に、微細な結晶が集合した塊や薄い板状の結晶で生成し、大きな結晶は疑六角板状で現れることが多い。

ちなみに、グリーン・アベンチュリン・クォーツにアベンチュレッセンス(*)を与えるインクルージョンは、この鉱物の細片結晶である。
*アベンチュレッセンス
宝石の中に混ざる他の鉱物(雲母やヘマタイト、ゲーサイトなど)の細かな結晶に光が反射し、キラキラと輝く効果のこと


英名の由来ですが、鉱物コレクションでは『ドイツの鉱物学者ヨハン・ネポムク・フックスにちなんで名付けられた』とあるのですが、自分の持っている本では『スウェーデンの科学者 Fucks の名前にちなんで・・・』とあるのですけれども(汗)。どちらが正しいのでしょう…?>ちょっとweb上で検索した限りでは分からなかったです(^^;)

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