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アイスランドスパー(氷州石) [鉱物_炭酸塩鉱物]

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鉱物コレクションNo.67から。
アイスランドスパー iceland spar(氷州石)とは非常に透明度の高いカルサイト(方解石)のことで、アイスランドで最初に発見されたため、この名が付いたそうです。

複屈折の見られるカルサイトとして以前にも何度か紹介していますが、そうか…鉱物コレクションではまだ無かったんだなー、と。
色は2009年に紹介したカルサイトと同じ淡いレモンイエローですが(写真では結構濃く写っていますが、実際は無色に近い黄色です。3枚目の写真が一番肉眼で見た色に近いかな)、表面があまり研磨されていないため、でこぼこ具合が今までの子とはまた違う表情を見せてくれるのが楽しいです。

一応、以前の記事へのリンクも貼っておきます♪


カルサイト calcite(方解石)
[ 炭酸塩鉱物 ] 成分:CaCO3 モース硬度:3

クォーツ(石英)と共に最も一般的な脈石鉱物で、アラゴナイト(霰石)とは同質異像となる。
石灰岩や大理石はこの結晶の粒状集合体であり、生石灰やセメントの原料になる。イタリアで産出するクリーム色のカルサイトの集塊は「カララ大理石」と呼ばれ、彫刻や墓石に利用されている。鍾乳洞で見られる鍾乳石や石筍もカルサイトを主成分として出来たものである。

鉄分を含むと黄色、マンガンを含むとピンクになるほか、不純物によってオレンジ、緑、青、茶、灰色、赤など、様々な色になる。不純物を含まないものは無色透明で光沢がある。
また、紫外線で青色、ピンク色、赤色、黄色などの蛍光を示すものがある。希塩酸をかけると激しく泡を出して溶ける。

カルサイトの持つ特徴のなかで最も有名なものが『複屈折』である。これは、カルサイトの中を光が通過する時、通常光線と異常光線のふたつの光線に分かれて異なる方向に光を放つ性質の事で、透明な結晶の劈開面を通すと文字や線が二重に見える現象である。
            
名称は、ラテン語で石灰の意味の calx に由来する。


石言葉は『繁栄』『成功』『希望』(色によって変わるらしいです?)

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