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アンハイドライト(硬石膏) [鉱物_硫酸塩鉱物]

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アンハイドライト anhydrite(硬石膏)
[ 硫酸塩鉱物 ] 成分:CaSO4 モース硬度:3〜3.5

蒸発岩、特に岩塩ドームに、ドロマイト(苦灰石)、ハーライト(岩塩)、シルビンなどの蒸発鉱物や、カルサイト(方解石)と共に生成する。稀に熱水鉱脈中に、クォーツ(石英)やカルサイトと共産することもある。日本では、主に海底で噴出して層状に沈殿した黒鉱鉱床中に生成する。

性質はバライト(重晶石)、セレスタイト(天青石)と類似している。外見はカルサイトと似ているが、硬石膏は塩酸にひたしても発泡しないことから判別出来る。なお、漢方で言う「方解石」とは、本来は硬石膏を示し、現在の方解石とは異なる。
色は無色や白色、灰色、帯青色、淡紅色、帯紫色、褐色のものなどがある。結晶を火にかざすと、赤みがかったオレンジ色の炎色反応を示す。

名称は、この鉱物が結晶水を含まないために、ギリシャ語で「水がない」を意味する an(否定辞)hydros(水)に由来する。
和名は水を含まないため、明らかに石膏よりも硬い事にちなんで「硬石膏」と名付けられた。


石言葉は不明でしたが、古くから心の豊かさと困難に立ち向かう勇気を与えてくれる石とされてきたそうです。自由で個性的な生き方を象徴する鉱物とのこと。


鉱物コレクションNo.48。
この鉱物の事を調べていたところ、「水を加えても結晶水にはならず、2水和物である石膏(CaSO4・2H2O)には変化しない」という記事と、「湿気の多い場所では、大気中の水分を取り込んで石膏(CaSO4・2H2O)に変化するものも存在する」という相反する記事が・・・どちらが正しいのか〜(汗)。『極稀に』変化するものもある、という事で良いのかしら・・・(大汗)。
念のため、保管する際には乾燥剤入りのケースに入れておこうと思います(^ ^;)。

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コメント 2

optimist

結構石の説明って、本によっても違ってたりして、悩むときがありますよね^^;
by optimist (2009-10-30 00:09) 

ruya

#optimist さま
そうなんですよ、ネットで調べても両方書いてあって…どうすればと(苦笑)。
という訳で、説が2つ以上ある場合はどちらも書いておこうと思います。
通りすがりの詳しい方がお教え下さる事を祈りつつ(^ ^;)。
by ruya (2009-11-04 01:31) 

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