ヘマタイト(赤鉄鉱) [鉱物_酸化鉱物]
鉱物コレクションNo.41から。以前紹介したものに比べて、とても赤味の強いヘマタイトです。名前の由来(追記に記載)にも納得です。(ヘマタイトの粉末は「弁柄(ベンガラ)」と呼ばれ、赤色顔料などに利用されるそうです)
写真撮影のあと、下の台紙に赤色が付いて取れなくなってしまいました(苦笑)。
まあ、紙なので取り替えがきくので良いのですが・・・ちょっとこの赤でお絵描きしてみたくなりますね(笑)。
ヘマタイト hematite(赤鉄鉱)
[ 酸化鉱物 ] 成分:Fe2O3 モース硬度:5〜6
結晶面が明らかで光輝の強いものを Specularite(鏡鉄鉱)、薄板状の集合したものを Micaceous Hematite(雲母鉄鉱)、肝臓状のものを Kidney ore(腎臓鉄鉱)、鉛筆状の個体に分かれやすいものを Pencil ore(鉛筆鉄鉱)、魚卵状のものを Oolitic iron ore 、赤色土状のものを Red ocher(代しゃ石)と呼ぶ。
その他、産状によって血石、アイアンローズ(鉄のバラ)、マータイト、レインボーヘマタイト、チタノヘマタイトと呼ばれるものがある。
名称は、この鉱物が切断、研磨の際に真っ赤な切粉を出すことから、ギリシャ語で血を意味する hema に由来する。(ちなみにヘモグロビンも同じ語源)
ヘマタイトはギリシャ神話の戦いの神マルスの石といわれ、勝利に導くといわれています。
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