フローライト(蛍石) [鉱物_ハロゲン化鉱物]
前に紹介したエピドートと一緒に、Horst Burkard Minefals-Fossils(ドイツ)さんで購入したイエローフローライトです。 毎回フローライトを買っておりますが、黄色い子は初めてなのでドキドキです(笑)。
とても綺麗なピンク色に蛍光するので大満足なのですが、真っ暗な部屋で写真を撮ると水色にしか写らないという… (´・ω・`)。暗さを調整して撮影してみましたが、これだとピンクというより紫ですね・・・orz
あ、ちょっとボケたけど何とか写ったε=( ̄。 ̄;)(6/30追加)
こちらもモロッコのアトラス山脈産(High Atlas Mts,)です。
前回から更に調べたところ、モロッコ国内を北から南に向かって、「リフ山脈」「モワヤンアトラス山脈/ミドル・アトラス山脈(中アトラス)」「オートアトラス山脈/ハイ・アトラス山脈(高アトラス)」「アンティアトラス山脈(小アトラス)」に分かれているようです。
(アトラス山脈自体は西から東へと続く山域で、「テル・アトラス山脈(低アトラス)」「サハラ・アトラス山脈」「オーレス山地」などはアルジェリアやチェニジアにまたがっています)
この「オートアトラス山脈/ハイ・アトラス山脈(高アトラス)」沿い、東側 Midelti の Aouli は蛍石や瑪瑙など質の良い鉱物を産することで有名らしいので、前回のエピドートと今回のイエローフローライトの産地で間違いなさそうです。
フローライト fluorite(蛍石)
[ ハロゲン化鉱物 ] 成分:CaF2 モース硬度:4
ハロゲン化鉱物(金属元素とハロゲン元素とが結合している鉱物)の一つで、熱水鉱脈やペグマタイト、温泉地帯に生成する。主成分はフッ化カルシウム。濃硫酸に入れて加熱するとフッ化水素が発生する。劈開が良い鉱物であり、正八面体に割れる。
高純度の蛍石結晶は、紫外線から可視光線、赤外線まで幅広い波長の光を透過することから、光学材料としてレンズや窓板等、多様な用途に使用されている。テレビのブラウン管は、この蛍石の特性をヒントに得て作られた。
色は非常に豊富で、無色や緑色、紫色、青色、ピンク色、黄色のものなどがあり、同一結晶中で色が帯状に異なる「帯状構造」を現すものもある。
和名の由来にもなっているように、紫外線を当てると様々な色に蛍光する(蛍光しないものもある)。不純物として希土類元素を含むものは、ピンク色や紫色に蛍光する。
加熱すると発光する。ただし、加熱する際は、割れてはじける場合があるので注意が必要である。
中医学では紫石英と呼び、鎮静・鎮咳薬として用いられるが、地方によっては紫水晶と混同される。また、中国では蛍光する蛍石を夜明珠と呼び、古くから宝物として扱われた。
溶鉱炉の融剤によく利用されるため、英名はラテン語で「流れる」を意味する fluere に由来し、日本名は螢光現象が見られることからこの名がついた。
石言葉は「心身の調和」。
集中力増加、ストレス軽減に良いそうです。
写真を拝見した瞬間、Horst Burkard Minefals-Fossilsさんかな?
と思いましたが、やはりそうでしたか♪
この子かどうかは分りませんが、私もかなりの時間、購入しようか悩んだんですよ~。
by optimist (2011-06-30 20:58)
今回、こちらのお店ではイエローフローライトをたくさん出品しておられましたよね♪ なかなか良い形の子が多かったので、1つに絞るのが大変でした(笑)。
それにしても、見ただけでお分かりになるとは流石です!
by ruya (2011-07-02 02:22)