ロードクロサイト(菱マンガン鉱) [鉱物_炭酸塩鉱物]
ロードクロサイト rhodochrosite(菱マンガン鉱)
[ 炭酸塩鉱物 ] 成分:MnCO3 モース硬度:3.5〜4
金属元素マンガンの重要な鉱石鉱物であり、カルサイト(方解石/CaCO3)やシデライト(菱鉄鉱/FeCO3)とは互いに成分が入れ変わる固溶体の関係にある。金属鉱脈の脈石をなしたり、局部的に濃集して炭酸マンガン鉱物として利用される。
熱水鉱脈鉱床や変成マンガン鉱床で、様々なマンガン鉱物を伴って産出する。
色は、ピンク色やローズ色、紅赤色など。赤色が濃いほど質が良いとされるが、通常はマンガンの一部がカルシウムに置き換わっているためオレンジ色がかった結晶になるものが多い。
また、アルゼンチンは世界で最も古くからこの鉱物が採掘されており、ここから産出する赤色とピンク色の美しい縞模様があらわれたロードクロサイトは、別名「インカ・ローズ」と呼ばれている。
名称は、ギリシャ語でバラを意味する「ロードス rhodon」と、色を意味する「クロス chrom」に由来する。
石言葉は「愛」「夢」「清浄」。
古くから、インカ人によって「ピンク色のバラ模様を呈した真珠」として大切にされたそうです。
地球の鉱物コレクションNo.57から。
以前「ロードナイト(ばら輝石)かロードクロサイトか分からない」という石を紹介しましたが、今号の資料を見てみたらこの二つの鉱物はよく共生しているそうで。外見もよく似ているけれど、ロードクロサイトの方は希塩酸をかけると発泡して溶けるところから判別が可能だそうです。・・・そんな事出来ないよぅ!!(T T|||)
溶かして判断ってのは、私も勘弁です^^;
是非、他の方法で判別したいものです。
by optimist (2010-03-04 21:30)
大きい個体だったら、少し削って溶かして…というのもアリかもしれないんですけどね。無くなる事を前提にした判別方法はちょっと厳しいですよねぇ(^ ^;)。
by ruya (2010-03-10 22:39)