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スファレライト(閃亜鉛鉱) [鉱物_硫化鉱物]

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スファレライト sphalerite(閃亜鉛鉱
[ 硫化鉱物 ] 成分:ZnS モース硬度:3.5〜4

亜鉛の最も主要な鉱石鉱物で硫化鉱物。熱水鉱床やスカルン鉱床、黒鉱鉱床などに、ガレナ(方鉛鉱)やドロマイト(苦灰石)、パイライト(黄鉄鉱)、キャルコパイライト(黄銅鉱)と共産する。
亜鉛と硫黄から成る鉱物だが、通常は副成分として鉄を含有する。

色は含有される鉄分が多くなるに従って、無色→白色→黄色→橙→赤→濃赤→黒と変わる。天然に産する閃亜鉛鉱は濃赤~黒色不透明が多く、透明なものは非常に希である。また、カドミウム含有率が高くなるに従い赤みが強くなる。

ジンクブレンド Zincblend またはブレンド Blend の通称がある。Zinc は「亜鉛」、Blend は「欺く」の意だが、これは共産するガレナと形や色などが似ていて、分析の際に惑わされたところから付いたものである。
名称もギリシャ語で「裏切り」「人を欺く」「ごまかし」を意味する sphaleros に由来する。


鉱物コレクションNo.34から。黒い部分が閃亜鉛鉱です。3枚目に見える銀色の部分は多分、鉄かな?と。(金色の部分は黄鉄鉱か黄銅鉱ですかね〜♪)
石言葉は不明ですが、古くから「霊力を高める石」として古代のアフリカやオーストラリア民族、アメリカ先住民の間では、儀式の際に使用されたそうです。

あと、眼病の治療にも用いられたとか……余談ですが、日本では古くから眼病平癒のご利益のある寺社の近くには、産鉄などの金属精錬などの伝承もセットになっていることが多いのです。これは産鉄や鍛冶を業としている人たちが、炉の中を見続けて目を傷めることが多い為だと言われています。
亜鉛も紀元前から金属亜鉛精錬技術が伝えられているほど古い鉱物ですから、これが眼病の治療に使われる由来になったのかしらと。(勝手な想像なのですけどね〜(^^;))

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