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カルサイト(方解石) [鉱物_炭酸塩鉱物]

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今まで色の付いたカルサイトはいくつか紹介しましたが、今回は透明なカルサイトです。
(ちなみにメキシコ産)
カルサイトは複屈折が高いため、透明なものを通して向こう側を見ると二重に見えます。

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こんなかんじ。こういう現象を見るのもまた楽しいです♪

複屈折は、光線がある種の物質、結晶を透過した時に、その偏光の状態によって通常光線と異常光線の2つの光線に分かれて異なる方向に光を放つ性質の事で、透明な結晶の劈開面を通すと文字や線が二重に見えるのが特徴です。

複屈折は水晶球が本物かどうか確かめる方法にも使えます。
天然水晶の場合、複屈折により透過した景色の輪郭がにじんで見えるのです。輪郭がにじまず明瞭に見える場合は、ガラス等だと言えます。(天然水晶を溶かして再度固めたようなものも、ガラスと同じで複屈折が無くなります)


カルサイト calcite(方解石)
[ 炭酸塩鉱物 ] 成分:CaCO3 モース硬度:3

クォーツ(石英)と共に最も一般的な脈石鉱物で、アラゴナイト(霰石)とは同質異像となる。
石灰岩や大理石はこの結晶の粒状集合体であり、生石灰やセメントの原料になる。イタリアで産出するクリーム色のカルサイトの集塊は「カララ大理石」と呼ばれ、彫刻や墓石に利用されている。鍾乳洞で見られる鍾乳石や石筍もカルサイトを主成分として出来たものである。

鉄分を含むと黄色、マンガンを含むとピンクになるほか、不純物によってオレンジ、緑、青、茶、灰色、赤など、様々な色になる。不純物を含まないものは無色透明で光沢がある。
また、紫外線で青色、ピンク色、赤色、黄色などの蛍光を示すものがある。希塩酸をかけると激しく泡を出して溶ける。

カルサイトの持つ特徴のなかで最も有名なものが『複屈折』である。これは、カルサイトの中を光が通過する時、ふたつの光線に分かれて異なる方向に光を放つ性質の事で、透明な結晶の劈開面を通すと文字や線が二重に見える現象である。

名称は、ラテン語で石灰の意味の calx に由来する。


石言葉は『繁栄』『成功』『希望』(色によって変わるらしいです?)
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コメント 2

optimist

カルサイトと言えば、複屈折ですよね~。
それにしても、透明で綺麗な結晶!これなら存分に楽しめそうですねw
by optimist (2008-09-21 00:25) 

ruya

一番綺麗な子を選んだ甲斐がありました(笑)。
ちょこちょこケースから出しては、色んなものを見て楽しんでいます。
実験…というほどのものではないのですけれど、でもワクワクしますよね!w
by ruya (2008-09-22 01:58) 

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