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クォーツサイアナイト(石英閃長岩)<岩石> [鉱物_岩石]

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サイアナイト syenite(閃長岩)
[ 岩石 ] 成分:カリ長石と有色鉱物を主とする

地下深部で形成される完晶質の深成岩で、粒の大きさが均等で粗粒状のものが多く、火山岩における粗面岩に相当する。
一般的に閃長岩は石英をほとんど含まず、カリ長石と有色鉱物を主とする優白質完晶質岩の名称と定義され、一般的には石英5%以下、準長石10%以下で、全長石のうち斜長石65%以下の岩石とされている。
なお、石英閃長岩 quartz syenite の場合は、石英は5〜20%含まれる。

外見の良く似た花崗岩とは、石英の量によって区別することが可能。花崗岩には20%以上石英が含まれる。

閃長岩の必須成分鉱物は、微斜長石や正長石、サニディン(玻璃長石)などのアルカリ長石類で、そのほかには曹長石や灰長石などの斜長石類もわずかに含み、角閃石や輝石なども含有している。
副成分鉱物として含まれるのは、主に黒雲母やチタン鉄鉱、マグネタイト(磁鉄鉱)、チタン石、コランダム、方ソーダ石、アラゴナイト(霞石)、石英など。なお、方ソーダ石やアラゴナイトが含まれる場合には石英は存在しない。

色は白っぽく、含まれる有色鉱物によって褐色、灰色、ピンク色、赤色、青色、黄緑色などを示す。

英名「サイアナイト」は、本来はエジプトの Syene というところから産する赤色の角閃石花崗岩に付けられた名称だったが、その後ドイツで石英角閃石長石岩の名称として使用され、正長石に富む角閃石岩も同様の名称で呼ばれるようになった。


鉱物コレクションNo.114から。
今回の鉱物は石英閃長岩ですが、説明は閃長岩の方をメインに載せてあります。(石英の詳しい説明は追記にて)

見た目はかなり花崗岩っぽいです。というか、良く見かける桜系御影石(墓石とか…^^;)と見分けが付きませんでした(苦笑)。
写真だとぬるっとした質感に見えますが、実物はもっとざらっとしたマット感があるのですが……おや?;


▼ 石英の詳しい説明を読む(追記)


 
 
 
 
 

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