SSブログ

アマゾナイト花崗斑岩<岩石> [鉱物_岩石]

120215ama_han1.jpg
120215ama_han3.jpg

ポーフィリー porphyry(斑岩)
[ 火成岩 ] 成分:長石類や輝石類、石英などで構成される

斑岩は、大きな結晶(斑晶)と、大きさの揃ったきめ細かい基質(石基)から成る火成岩の一種である。基質粒子の大きさや含まれる鉱物は生成環境によって異なるが、一般的に長石類や輝石類、石英などから成る。岩脈として産することが多い。

斑晶と基質という大小の結晶は、まず地殻深部のマグマがゆっくりと固まって大きな結晶(斑晶)が形成され、そしてその後の火山噴火によって地表に溶岩として噴出されることで急激に冷やされ、大きな結晶のまわりに粒子の細かい基質が出来ることで生成される。

成分によって様々な種類に分けられる。
・石英斑岩(quartz porphyry)…… 流紋岩と同じような鉱物組成であるが、石英の斑晶が見られるもの。石英の斑晶がほとんど見られないものは珪長岩(felsite)という。
・花崗斑岩(granite porphyry)…… 石英斑岩よりも石基部分の結晶が大きく、花崗岩に組織が近いもの。長石の斑晶も目立つ。
・文象斑岩(granophyre)…… 石英と長石の文象構造が見られる斑岩。斑状組織を示さないものは文象花崗岩(graphic granite)という。
・菱長石斑岩(rhomb porphyry)…… アルカリ長石が菱形の断面を示す斑岩。
・ラパキビ花崗岩(rapakivi granites)…… カリ長石(正長石)の大きな球状の斑晶を含む花崗岩。卵形の長石斑晶のまわりに斜長石(灰曹長石)の被覆層を持ち、正長石の中には黒雲母、石英、角閃石を含む。
・閃長斑岩(syenite porphyry)
・モンゾニ斑岩(monzonite porphyry)


鉱物コレクションNo.108から。
「アマゾナイト花崗斑岩」というのは正式名称ではないような? 正しくは、石基部分にアマゾナイトを多く含む花崗斑岩ですかね??(^^;

アマゾナイトも長石の一種で、特に花崗岩中に多く生成するので、岩石としてはそんなに珍しい部類ではないようです。(追記にアマゾナイトの説明を入れてあります)
半透明な白い結晶は石英だと思いますが、黒い結晶はなんだろう?黒雲母かな??
表側の方はなかなか色鮮やかで、見ていて飽きないです♪♪


アマゾナイト amazonite(天河石)
[ テクト珪酸塩鉱物 ] 成分:KAISi3O8 モース硬度:6〜6.5

マイクロクリン(微斜長石)の一種で、深成岩、特に花崗岩やペグマタイト、閃長岩中に生成する。変成岩中に形成されることもある。
色は、含有した微量の鉛の作用で、緑色や空青色、青緑色になる。透明に近い結晶はエメラルドの代用品として、不透明な結晶はトルコ石やジェダイト(ひすい輝石/硬玉)の代用品として利用される。

名前の由来は、鉱物として確認されたのがアマゾン川流域で発見されたものだったため、その名が付けられた。


石言葉は「決断力」「希望」。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

トラックバック 0

 
 
 
 
 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。