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グラファイト(石墨) [鉱物_元素鉱物]

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グラファイト graphite(石墨
[ 元素鉱物 ] 成分:C モース硬度:1〜2

炭素の単体鉱物で、接触変成岩や変麻岩、大理石、結晶片岩などの中に生成する。六方晶系の板状結晶体で見られるほか、葉片状や放射状、鱗状、粒状などであらわれるが、1cmを超える結晶はなかなか発見されない。
クォーツ(石英)やカルサイト(方解石)、ピロータイト(磁硫鉄鉱)、ダイヤモンド(金剛石)などと共生する。

ダイヤモンドと同じ元素から出来ている同質異像であるが、石墨は平面上で結合した炭素原子の層と層の間がゆるいため硬度1〜2と非常に柔らかく、ダイヤモンドは炭素原子が三次元的に近い距離でしっかりと結合しているため、あらゆる鉱物の中で最も硬い硬度10となっている。

グラファイトが剥がれて厚さが原子一個分しかない単一層となったものはグラフェンと呼ばれ、金属と半導体の両方の性質を持つ。

名称はギリシャ語で「書く」という意味の graphein に由来する。
和名は硬筆に使われることから名付けられた。
※ 元素分析以前には鉛を含むと思われており、ラテン語で鉛を意味する plumbum に由来する plumbago と呼ばれていた。このため、英語で black lead、日本語でもこれを直訳し黒鉛とも呼んでいたが、実際には鉛はまったく含まれていない。グラファイトという名は、それが判明したのち plumbago という名が不適切だとして提案されたものである。


鉱物コレクションNo.24から。
大きい塊はなかなか産出しないそうなので、これは人工石墨になるのかしら? 一番身近なもので言えば、鉛筆の芯の材料です。

触るだけで手が黒くなってしまうので、このシリーズでは初めて、ビニールに梱包されて付いてきました。ビニールを外すとケースの中が真っ黒になってしまいそうだったので、収納もこのままにしようと思います(^^;)。

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